おしるこをきらいな子が増えている?

2016年01月09日
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1月11日は、
お供の鏡餅を下げる「鏡開き」ですね。

kagamimochi

 

鏡餅は、刃物で切るのでなくて
木槌で割るのが本来だとか。

 

私が子どもの頃は、おばあちゃんが
鏡餅をバラバラにしたものを乾燥させて
あげ餅にして、ちょっと塩を振っておやつにしてくれました。

 

からからに乾燥したものは、カリっとした、あげ餅になりますが
水分が残っていると
石のように硬い芯になってしまいました。

 

甘い方では、おしるこですが
実は私はどろっとした
甘いおしるこが苦手でした。

 

小6の時、お友達の家で

さらっとした、上澄みの多いお汁粉に
ほどよく焼けたお餅が入っているのを
小さな蓋付きのお椀で出されて

初めて、これは美味しい!と思ったことが
一度だけありましたが。

 

幼稚園の園長をしていたとき
鏡開きには、あずきを煮ましたが
おしるこが苦手
甘いあずきが好きではない
という子どもが結構いました。

 

1985年から2008年まで、
正確な統計を取ったわけではないのですが
あんこものニガテさんがけっこう
いたような気がします。

 

私は、ひそかに、わかるわかる
と思っていたものです。

 

飢えることの無い時代
いつも食べようと思えば食べ物の在る時代
子どもたちの好みも変わってくるのも
不思議はないでしょう。

 

子どもの事を「餓鬼」と呼んだ時代は
遠くに去りました。

 

我が子の食が細いと悩むママたちも多いのですが

 

私は、これは、飽食の時代に子どもたちが
無意識のうちに身に付けた防衛本能かな
と思っています。

 

(浅井あきよ)