冬至とクリスマス
2015年12月12日
12月に入ったと思ったら、もう月半ばですね。
今、私の机の上では、ゆずが
すがすがしい香りを放っています。
おもわず胸の奥まで深く息を吸いこみました。
からだがすっきりしてきます。
ゆずといえば
冬至のゆず湯。
22日が冬至です。
先回は、クリスマスを待ち望む
アドベント(待降節)の事を書きました。
クリスマスの行事は
キリストであるイエスの誕生を祝うものですが
キリスト教以前に、もともと冬至を祭る行事があって
それと、クリスマスが重なったという説もあります。
ゲルマンの古代信仰では、
大地の女神が、人間が一年の終わり
(冬至=一年で夜がいちばん長い日)までに
やるべきことをやっていないと
怒り狂って嵐や悪霊を地上に呼ぶ、
のだといいます。
冬至まえのこの時期は、その一年を締めくくる時
期日までに、リセットするときというわけです。
日本のお正月さん(歳神さま)を迎える、
そのためにきれいにお掃除をするというのと
似ているようでもあります。
時間軸は一直線ではなく
回転しくりかえす。
ゼロに戻る、新しくなる機会が用意されている。
年末をそんな風に、私は受けとっています。
浅井 あきよ