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梅干しって簡単に作れるの?

2015年05月30日

「へその緒の会」の浅井あきよです。

梅の実の成る季節ですね。

たいていの野菜や果物が、
本当の旬が分らなくなる中

梅の実は毎年この季節だけ
八百屋やスーパーに顔を出します。

最初は高めで、少し安くなったと思うと
パタッと無くなる
という具合です。

日本人なら梅干しを食べた事のない人は
いないと思いますが、
梅干しを作ったことはありますか?

梅干

梅干作り

梅干しの薬効

一昔前は
おにぎりの 具の定番は
梅干しでした。

梅干しには
菌の繁殖を抑える効果があるからです。

梅は食品ですが
殺菌効果も半端ではないのですね。

梅干しは家庭の中でちょっとした
不調を調えるのにも
使われます。

梅干しに熱い番茶を注いだもの
は梅干番茶。
疲労回復によいとされています。

番茶が無ければ
梅干しに熱い湯を注いで
飲むだけでも
浄化作用がありますよ。

梅生番茶は
梅干しに醤油と生姜のしぼり汁をくわえ
熱い三年番茶を注いだものです。

一家に一瓶、
必須の梅干しですが
最近、市販のものの中には
甘味料やアミノ酸調味料入り
なんと、防腐剤入りまで。

梅と言えども、塩分を余り少なくすると
傷みやすくなるのでしょう。

減塩がブームですが
古い梅干しのこなれた塩分を
悪者扱いする必要はありませんよ。

古い梅干しでも
ちゃんと作られたものなら
傷むどころか、角が取れて
まろやかになり
値打ちが増します。

しょっぱければ少なく使えば
いいわけですし
酸味が苦手な人は
かつお節といっしょに使えば
まろやかになります。

いざという時、
薬代わりにもなる、
何年でももつ
頼もしい梅干しを

今年は
梅と自然塩で作ってみませんか?

私が伊豆の山暮らしをしていたころは、
梅干し作りは、当たり前のことになって
何十キロと工場のように
大量に漬けました。

その後、29年前に幼稚園に関わった時から、
お母さんたちに、梅干し作りも伝えました。

卒業生のお母さんの中には、20年来、
梅干作っている人もいて

おととし、小田原で梅干しコンテストというのがあり、
入賞しました!と知らせてくれた方もあります。

塩分の割合

50年まえの本では塩分25〜20%でしたが、
だんだん減って30年前で15%。
これ位でちょうどよいようです。

たとえば2kgの梅に、300gの塩で
15%です。
この割合を守ります。

塩によってひきだされた梅からでた汁を
梅酢といい、これも殺菌効果があり、
調味料になります。

瓶の中で梅酢につかっていれば、カビません。
梅が浮いて空気に触れると要注意。
これさえ守れば、
お味噌より簡単で失敗も無いのです。

今年、初めて作ったら教えてくださいね。
そして長年つくっているという人は、
「コツ」を教えてくださいね。

「へその緒の会」では、ゆるーく
からだにいい事をしようね、
というスタンスで

妊娠、出産、育児を機に
からだの自然を取り戻す
情報の発信をしています。

次の満月は6月3日です。

おまけ、星★情報
6月1日日没後、西の空に金星と木星が
明るく見えますよ!

蕗の薹の料理、辻嘉一流

2015年03月01日

「へその緒の会」の浅井あきよです。

つい、この間2015年が始まったばかりと
思っていたのに、なんと もう3月!
早いものですね。

2月28日と
3月1日。
たった1日の違いなのに
何とも印象が違います。

昨日、蕗の薹(とう)を頂きました。
蕾(つぼみ)というよりは花で
鮮やかな若緑色がきれいで、
水にさしてお雛様の前に飾りました。

蕗の薹とおひなさま

蕗の薹とおひなさま


飾るだけではもったいないので
明日は食べることにします。

お勧めの食べ方は、
ざっくり刻むか千切って
梅干を醤油でのばしたもので
和えて、サッと火を通す。
それをご飯かお粥にのせて。

この食べ方は
懐石料理「辻留」の故辻嘉一氏の
エッセイに載っていた食べ方です。

蕗の薹の苦みと、梅の酸味と、醤油。
強い味どうしが調和をとります。

茹でこぼしたり
苦みを抜く必要はありません。

読んで、実際に作って
一度これを食べて以来、私は
蕗の薹は醤油と砂糖で味付けするより
梅肉醤油が合うなあ!
と思ってしまいました。

一度試してみませんか?

「ぽかぽか子宮のつくりかた」って?

2015年01月19日

「へその緒の会」の浅井あきよです。
1月20日は今年初の新月、
そして「大寒」です。

「小寒」を「寒の入り」とも言いますが、
立春前までの約ひと月を寒中と呼びます。

寒中の最も寒さ極まれり
というところが、大寒。

寒中稽古、寒餅を搗く とか、 寒の水
とか、寒のつく言葉はいろいろありましたが
だんだん、使われなくなっているようでもあります。

2月になると
梅のつぼみも開いてきますが
今は まだ、まだ。

そんな中
ろうばい(蝋梅)の花が、
寒さの中、馥郁たる香を漂わせています。
(公園などで、
葉っぱのない枝に、
黄色い蝋細工のような花を見かけたら
そしてそれがよい香りを漂わせていたら
蝋梅です)

寒さの中だからこそ、温かな題名の本のご案内をいたします。

「ぽかぽか子宮のつくりかた」という本が出ました。

ぽかぽか子宮のつくりかた

ぽかぽか子宮のつくり方 やまがた てるえ著 池川明監修


お隣の松戸市に住む、
2人の女の子のママでもあり
助産師、バースセラピストの
やまがたてるえさんの新刊本です。

温かで巡りのよい子宮は
子どもを生む人にはもちろん
生まない人にとっても
大切。

子宮を大事にすることは
自分自身を大切にすることにつながるという本です。

絵もいっぱいの大変読みやすい本。

「へその緒文庫」にも早速
入っています。

やまがたてるえさんは
今までにも
「13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと」はじめ、
産むからだ、女性のための本をいろいろだしていますが、
この「ぽかぽか子宮、、、、、」をよんで
ほんとに、いろんな方におすすめしたくなりました。

著者は助産師なので、
普通の医学的な常識はもちろん踏まえたうえで
東洋医学的なからだ観に基づくセルフケアと
それと、月の満ち欠けと子宮の関係、
そのほか心の問題も網羅した
ホリスティックな子宮本なのです。

子宮というと「からだのケア」の問題と思われますが
しあわせに生きるための素敵なヒントがいっぱいの本ですよ。

これから、赤ちゃんを、と望む方には必須の本ですし
いつか、赤ちゃんを産むときが来るかもしれない娘さんを持つお母さんにも。

自分は妊娠出産とは関係ないという人にも
月経のある、すべての世代の人に、身近に置いてほしい本です。

なんで、そんなにおすすめなの?
と言われそうですが
知り合いの本だからという理由でなく

もう、私が言いたいことが全部載っている!
という感じなのです。

いままで、月経教室に参加してくださったかた、
授かりレッスンに参加してくださった方
胎教レッスンに参加された方、

その他、ご縁のある方、みんな、
見てみてくださいね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309285007/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4309285007&linkCode=as2&tag=book1103-22

七草粥、食べますか?

2015年01月05日

新年おめでとうございます。
「へその緒の会」の浅井あきよです。

2015年が始まりました。
なんだか、もう5日もたつと、お正月気分も
だいぶ薄れててきますね。

でもまだ、松の内。

1月7日は七草粥の日ですね。

あなたの家では、七草粥を食べていましたか?
今も食べますか?

どれくらいの家庭で、七草粥を食べているのでしょうか?

ところで春の七草はぜんぶ知ってますか?

「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけの座
すすな、すずしろ、
これぞ七草」

と五七五で歌われていますが、、、
なかなか、すべて揃えるのはむずかしいですね。

最近では、小さな篭に寄せ植えにして
暮れにお飾りなどの縁起物と一緒に
売っているのを見ることがあります。

私の家では、
一草だったり、二草だったり、
茹でた青菜の刻んだものを入れたお粥を
毎年、1月7日に食べるという習慣を続けています。

鈴菜はかぶの葉
鈴白は大根の葉
この二つくらいなら、手に入りそうでしょ?

ついでに言えば はこべら、は「ハコベ」で
畑など肥えた土に生えるやわらかな雑草。

なずな、はぺんぺん草のこと。
これも野菜ではなく草ですね。

白いおかゆ、
または玄米のおかゆに
菜っ葉の刻んだのだけでは
食事として
何ともさびしい、というのであれば

おかゆのお友達として

梅干とか、ごま塩とか、昆布とかにも
出てきてもらいましょう。

さらには、菜食という決まりもないのだからと
かつおぶしにお醤油をたらしたのを載せて食べても
いいでしょう。

子どもの頃には、お祖母ちゃんから
「お正月のお餅やお節で疲れた胃を休めるためにおかゆ」
と聞きましたが。

さらさらと薄い、スープのようなおかゆもいいし
柔らかご飯に近い濃いめのおかゆもアリでしょう。

あれもこれもと足し算でなく
このような、引き算の食事も、たまにはいかがですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

七日が済むと、お正月も一区切り。
学校も始まり、世の中も普通に動きだします。

今日5日は、今年初めての満月です。

そして明日は、二十四節気の「小寒」。
寒さもいよいよ本番です。
どうぞ、体調を整えてお過ごしくださいね。

風邪も役に立つ?

2014年12月08日

「へその緒の会」の浅井あきよです。

日の暮れが早くなりましたね。
冬至に向かう今は一番 日の短い時ですね。
クリスマスも、キリストの誕生を祝う以前からあった
冬至のお祭りなのだ、という説もあります。

夜の長い時だからこそ、蝋燭の光が美しく見えますし、
冬至を境にまた日が長くなり始める
太陽の光が帰ってくるのを待ち望む
そんな意味もありますね。

TVのニュースではインフルエンザの流行が今年は早いと伝えています。
その他の風邪も流行っています。

やっかいもの扱いされることの多い
風邪やインフルエンザですが
風邪も役に立っているって
ご存知でしたか?

「風邪はからだの偏り疲労の解消法。」
と言ったのは、故野口晴哉先生。

鈍って、硬直したからだでは、
風邪をひくこともできないで
突然に倒れると言います。

ですから、ときには、
風邪をひいて、調整している方が
健康に過ごせるということになります。

だからと言って風邪はかかろうと思って
かかれるものではないけれど、

かかった時には、しまった!と思わず
しめた!と思って、上手に経過させると
かかるまえより、良いからだになる。
のです。
もちろん上手に経過させればですが。

風邪は治すものに非ず、
上手に経過させるものなり、
と。

「そんなことを言って、、、重くなったら大変でしょ?」

そうです!
決して風邪を甘く見てはいけません。
もし風邪になったら、ひどくならないうちに
じっくり風邪と付き合いましょう。

詳しくは
野口晴哉著【風邪の効用】ちくま文庫、で。
これは、中級コースの本です。
同じシリースの【整体入門】も
合わせて読んだほうがいいかもしれません。

野口整体のつながりでもう一つ

産後、お産前より美しくなれるという
【整体的なお産】
独特の産後の起き上がり方があります。

どこで、そのお産を体験できますか?
と聞かれることがあるのですが
コチラでできます。

横浜市にある、助産院バースハーモニー

その院長・齊藤純子助産師の本
【まってるよ 赤ちゃん】11月22日刊は
前にも紹介していますが、

将来子どもを産むかもしれない人や
若い娘を持つ母に読んでおいてもらいたい
私からの今年一番のおすすめ本です。
これから、妊娠希望の方に
受胎指導もしています。

本の袖にある 推薦の言葉は、
「オニババ化する女たち」の著書や
月経血コントロールで知られる
疫学者、三砂ちづるさん。

齊藤純子助産師の書いているエピソードの中に
対話師の山内ちえこさんさんが何度か登場します。

齊藤助産師の依頼により、山内さんが対話師として
これから生まれようとしている赤ちゃんからの
メッセージを伝え、産婦も助産師もそのことを知り
それをきっかけに
お産がうまくすすんでいった話が載っています。

そんな不思議な、と思うかもしれませんが
そのような話が、いくつか、出てきます。

詳しくは、本で、、、、、。

その山内ちえこさんは
「へその緒の会」でも
おなかの赤ちゃん、生まれた赤ちゃん、
もう少し大きい子を育てている方向けに
「対話の子育て」レッスンを
開いています。

晩秋も気持ちよく生きる

2014年10月31日

「へその緒の会」浅井あきよです。

今年初の木枯らしも先日吹き、
いよいよ秋も深まってきましたね。

「体を温めることが大事」と
人に言っているのに
私が風邪をひきました。

パソコンに向かって、
あと少し、、、と仕事していたら
思ったより長い時間がたって
すっかり足が冷えていました。

ソックスをはいただけでは
温かくならないので、モケモケの
あったか~い室内履きと
発熱素材のレッグウォーマーをはきました。
この秋初めてです。

それで、ようやく温かくなりました。
足元温かくするのって、大事!
当たり前ですが、実感しました。

寒くなっても、体調が良い時は、
キリッと身が引き締まって気持ちいい!
と感じます。
寒さがイヤ~な感じだったら
もしかして体調が悪いのかも。
まずは温かくすることですね。

どうぞ自分自身にも温かな おもてなしを!

ところで
四季と人生はよく対比されますが
あなたは、
いま、人生の春ですか、夏ですか、秋ですか?

シュタイナー教育という言葉は
知っていると思いますが
人間の成長を、子ども時代だけではなく
一生の長いスパンで捉えています。

シュタイナーは
7年ごとの成長を区切って見ていますが
その時々に大切にすべきものがあります。

普通、教育として取り上げられるのは
0~7歳、7~14歳、14~21歳の部分ですね。

その7年期の3つ合わさった0~21歳を
春の時期と呼ぶことが出来ます。
からだの成長の時期。
音楽にたとえるなら、楽器づくりの時期。

夏の時期は21~42歳で、
魂の成長の時。
音楽で言えば、楽器演奏の練習の時
自己教育、自己成長が課題。
生活と闘争の時期とも言われます。

秋の時期は42歳から
成熟期です。
音楽にたとえれば
自分だけの音楽を作曲し、奏でる時期。

とのことですが、

どうしたら、
42歳以降の人生を成熟した
実り多い時期にできるのか。
自分の音楽を奏でられるのか?
知りたい、と思いませんか。

そこのところを、11月12日
バイオグラフィーワークのお話を聞きながら
探究してみましょう。

今回 講師の井上美知子先生には
【バイオグラフィーワークってなーに?】という
入門編のお話をしていただきますが

この日バイオグラフィー(人生の軌跡)の実例は
あのお産の神様のようにいわれる
産科医・吉村正先生の人生です。

アンチエイジングではなく、
グッドエイジングを目指して

人生の秋の方、まだ夏の方も
いっしょにお話しを聞いてみませんか?

温かな汁ものはなぜ今おいしい?

2014年10月23日

「へその緒の会」浅井あきよです。

秋も深まってきました。
温かなスープなど汁ものの
恋しい季節になりました。

秋から冬に向かうこの季節は、
寒さと乾燥が同時に進んできますね。

乾燥に対しては、水分を補う必要があるのですが
水かお茶か温かい汁ものか
からだに水分を与えるといっても
いろいろあります。

口から入れたものがからだのすみずみまで吸収されてこそ
本当の意味で水分の補給になるのですが
この季節は、温かな汁もの
スープ、味噌汁、すまし汁、温かなうどんやお蕎麦
雑炊などで水分を補給すると
一番吸収されやすいということです。

これは、何度かご紹介している
整体の野口晴哉先生の説ですが            

誰が言ったから、、、ということでなく
あなたも、実際に口にして
からだで試してみませんか?

私自身は、からだで納得!と感じました。