道具も何もいらない、こんな【お灸】知ってますか?
「お灸をすえる」というとなんか
罰を与える、みたいな意味になってしまいますが
これはその真逆。
火を使わないだけでなく
ほんわか、癒される【お灸】です。
【お灸】と言っても火はつかいません。
熱くはありません。でも温かい刺激がじんわり。
じゃあ、温灸?
いえいえ、温灸でもありません。
何にも道具はいらないのです。
この前、山上亮先生の整体的子育て講座のとき、
親子でこんな遊びができますよ、と紹介された、
お灸ごっこ。
息を使うだけです。
たとえばセーター着ている子ども背中に手を当てて、
その自分の手に口を当て息をふーーーと吹きます。
手の隙間から細い強い息をふーーーーと吹きこむのです。
すると、受けている人はそこがジンワリ温かくなります。
セーターなど何層もの厚い衣服を通してのほうが
熱く感じるのです。
薄着の場合は
タオルを畳んで当てて
その上から吹き込んでもいいですよ。
子どもとお母さんでやりっこする遊びとらえていいのですが、
大人でもできます。
先日のある寒い日、我が家で。
「ホカロンないかな?」と夫。
「今、うちにないけど、
どこに当てたいの?」と私。
「ここら辺がスースー寒い感じがする」と
肩甲骨の間(胸椎5番)のあたりを指差しました。
呼吸器のツボです。
「じゃ、ホカロンはないけど、
ちょっとこういうのはどう?」
と言って、背中に私が手を当てその手に口を当て
「フーーーー」っと長ーく
息を吹きこみました。
「あー温ったかい。熱いくらいだ。
うん、ホカホカしてきた。」
「そういえばこういうの子どもの時に
おふくろがやってくれた。」
と夫。
息は体温と同じはずなのになぜか
何層もの衣服の間を通ってくると熱く感じるのは不思議です。
薄着だったら、
タオルでも畳んで当てておくといいでしょう。
なんの道具もなしで
寒いときにできるからだの遊びというか
知恵というか
こんなことを思い出したのも
整体的子育て講座に出たおかげでした。
この次は3月11日(土)
春に向かう体の変化に則した
お話が聞けることと楽しみにしています。
小さなお子さん連れで参加できます。
(すでに半分ほど申込みを受付ています)
https://www.heso-no-o.jp/lesson/manual_therapeutics/
終了後、個人操法
(整体では施術という言葉を使いません)も受けられます。
(別途申込、受付順・限定4名)
さらに、3月11日の3時からは
お子さんが大きくなったママや、
子育てとは関係ない大人も参加できる
【山上亮先生と学ぶ・季節のからだ】 15時~16時半
も開催します。
今回、最初の15分ほどで
私の「木になるイメージワーク」も体験していただきます。
そこから、山上亮先生の【季節のからだ】へ
どのように繋がっていくのか、
私自身もとても楽しみにしています。
https://www.heso-no-o.jp/information/manual_therapeutics_life/
春は変化の時、
止まっていたものが動き出すとき。
そんな、春の変化を活用する、
からだの知恵を学べます。
山上亮先生の講座でお会いしましょう。
(浅井あきよ・記)