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2018年05月12日
「へその緒の会」の浅井あきよです。
新緑も季節、
木の花がいろいろ咲く季節ですね。
くすの木は、もくもくと盛り上がるように
新芽が萌えています。
先ごろ、どこからか
この匂いは栗の花かな?
という匂いが漂っていました。
よく見ると
それは、しいの木でした。
クリーム色の細い、
ふさふさの紐をさげたような
花が咲いていました。
白いけむしみたいと言った人もいます。
(栗も同じような花です)
しいの実も「どんぐり」の一種
くりも仲間なんだなあ、と思いました。
花の香というと甘い香りを想像しますが
しいや栗の花の匂いは青臭い。
精 液 の匂いに似ていると言われます。
でも、こうしてブログに書くのに
私でも、ちょっと躊躇がありました。
たとえば、卵子の話や
受精卵の話をするのは
そんなに抵抗はないのですが。
この違いは何だろう?
6月には、
女の子とお母さんが一緒に参加する
【母と娘の月経教室】があります。
そして、同じ6月に
男の子のお母さん向けに
【男の子からだ教室】がありますよ。
こちらは「お母さんだけ」の参加です。
すでにお母さんになっている女の人も
「男のからだの仕組み」について
学ぶ機会は、全くと言ってもいいほど
無いのですよね。
だから、
女の子に初めての月経があるように
男の子に
「精 通」という現象があった時、
お母さんは、もしその事実を知っても
どのように対応していいか
戸惑ってしまう人が多いのです。
(ほとんどの男の子は
お母さんに報告はしないでしょうが)
「精 通」とは、
初めての「射 精」のこと。
本人である男の子も、
自分のからだの変化に
びっくりしたり、
戸惑ったりしていることでしょう。
その時期の男の子は
とても、デリケートな時期です。
お母さんの(たとえ悪意はなくとも)
心無いコトバや態度に
傷ついてしまうかもしれません。
でも、人間形成の上で
胎児期、乳児期とともに、とても大事な時期。
「性」の能力が開花するこの時期は
好きな人のために命をささげてもいい、
というような感情が芽生える時でもあります。
具体的に目の前に好きな人がいなくても
理想に向かって
自分の命を懸けるような
今までより大きな世界
自分を超えた何かに目を向ける時期でもあります。
世の中の矛盾が許せない!と感じる時期でもあり
身近な人にも、
容赦のない批判を向ける時期でもあります。
人類のため
というとオーバーに聞こえるかもしれませんが
弱いものをかばう気持ちなども
芽生える時期でもあります。
そして、なにより
自分だけの誰にも干渉されない空間を求めます。
これは、自立に向かう
成長の一過程です。
でも「扱いにくい」時期でもありますね。
そうなってからよりは
その前のもう少し子ども子どもした時期に
事前にお母さんも学習して
生理的な仕組みや
これから起こる可能性のあることについて
心準備をしておくほうが、いいですよ。
まだ、子どもだなあ、
可愛いなあ、というところが残っている
小学生のうちに
お母さんが「今だからできること」
をしておくのは大事です。
こちらの教室
男の子の年齢・学年は幅広くとっています。
小学校4年生だけとは言いません。
この
【男の子からだ教室】
小学生の男の子のお母さん向けです。
(子どもではなく、お母さん向けですよ)
講師のなかざわさちこ先生は
今まさにリアルタイムで中学生と小学生の男の子
それと女の子の子育てをしているママです。
誕生学協会で学び
誕生学アドバイザーになって12年
毎年、足立区立の中学生に
誕生学を届ける活動もしています。
ぜひこの機会に、
男の子からだ教室を受けてみませんか?
または、こんな教室があるよ!
と周りの方に伝えていただけたら
と思います。
今日は、風に乗って漂う
しいの木の花の匂いから
男の子からだ教室の話になりました。
そうそう、
月経と対で語られる精通ですが
なぜ「うしろめたさ」のような
語りにくさが伴うのか、、、という問題に
尾木ママこと
教育評論家の尾木直樹氏は
こんな風に語っていました。
「月経が痛みをもって語られるのに対して
精 通は、快感を伴うことで
当の男の子が罪悪感を感じやすい」と。
うしろめたさの正体は
この辺にあるのかもしれません
なんでもオープンであればいい
ということはありませんが、
子どもが一人前の男に変化していくことを
成長の一過程として肯定的に受け止めるという
ことは、大切にしたいですね。
(浅井あきよ・記)
2017年05月22日
今日、高橋ライチ講師の「子どもの話の聴き方」講座
がありました。
今まさに思春期の入り口にいる中学生のママ
子どもはまだ保育園に行っているが将来に備えてというママ
私の子どもはもうみんな成人ですが、、、、という具合に
年齢層もいろいろでしたが、
それぞれに
うーん、これはすぐに役立つ!やってみよう!
と思って帰っていきました。
「へその緒の会」の浅井あきよです。
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私の周りのお母さんは、
子どもの話を聴けるお母さんでありたい!
と思っている人がほとんどのようなんですが、、、、
よくお母さんたちから言われるのです。
「私は聞きたいと思っているのですが
子どもが学校の様子など、
話してくれません」と。
「何か聞くと『別に―』とか
『ふつうー』とかいう答えで
何にも様子がわかりません」と。
このことに関して
ライチさん曰く
「それはごく当たり前
子どもの問題ではなくて、
お母さんの問題でもなく、
タイミングの問題です。
今、関心のないことを聞かれても
子どもは話す気に成れません。」
とのことでした。
ここからが今日の本題、です。
子どもの方から話したいとき、
お母さんに話しかけてきたとき
に、聞くことが大事。
その大事なチャンスで、
ちょっと。今○○だから、後で、、、、
と言うと、
お母さんのほうは、たった一回そう言っただけだとしても
「うちのお母さんって、
いっつも私が話ししようとすると
後で、とか忙しいっていうんだから、、、。
わたしの話なんて、、○○より大事じゃないんだ!」
ってなってしまいます。
じゃあ、どうすればいいんだ?って思いますよね。
だって、お母さんも忙しい。
そんな中で、
どうやって子どもの突然の話かけに応じなくちゃいけないのか?って。
ライチさんの話の先をもっと聞くと
お母さんに
滅私奉公をしなさいと言っているわけでは
全然ありません。
それどころか、
自然体を勧めています。
とっても自然体でできる、あるコツを。
今日も、とっても自然にできる「聞き方」の方法を伝授。
さっそく、受講生二人組になって
実際にやってみる時間がありました。
これは「知っている」と「体験する」のでは違います。
私たち、紙やネットの情報で
知っている>実体験
という状態になっています。
「知っている」けど「していない」
事が増えることは
不幸です。
知らなかったら、はじめて知ったとき
やってみよう、と思いますが
なんだ、そんなことなら知っている
と思ってやらない人は
その先にある体験から学んで
成長することはできません。
今日の講座で
3つほどの
やってみると劇的に変わるコツを学びました。
とってもむずかしい、できないこと
ではありません。
でも、やってこそ、そのことが
とっても、大きな意味がある事を
身をもって知ることができるんです。
知っている、ではなく
「している」
さらに、その先、
意識的にしようとしている状態を越えて
「身につく」
まで行けば、すごいです。
達人の領域になります。
そんなコツを学べる
ライチさんの「子どもの話の聴き方」講座でした。
お母さんがこれができると
子どもの「自己肯定感」が上がります。
どんな、能力も
まず根底に、自己の存在を無条件に認められている
私が「おなかの中からの子育て」
を大切にしているのも
この「自己肯定感」の高い子どもを産み育てるため。
でも、子育てはおなかの中だけでなく、まだまだ続くわけです。
子育てがいつまでか?は
人によってとらえ方は色々でしょうが
私は、思春期まえまで、ととらえています。
このころのことは、良いことにつけ
いやなことにつけ
後々にまで記憶されて
一生影響を与えたりします。
そんな大事な思春期まえの子どものママこそ
ぜひ、この、聴き方講座を受けて
自然体のうちに、
聴き方の達人になりましょうよ。
一生ものの智慧になります。
今まで、子育てうまくいっていたなあ、という方も
今までどうもギクシャクしていた、という方も、
きっと何かが変わりますよ。
https://www.heso-no-o.jp/information/kikuchikara/
子育てはおなかの中から
「へその緒の会」の浅井あきよでした。
2017年05月10日
へその緒の会の浅井あきよです。
先日
子育ては「おなかの中から、思春期」まで、
と書きました。
そして続きは、、、、で
終わっていましたね。
その続きの話です。
山内ちえこ講師のレッスンで、
●おなかの赤ちゃんとの対話レッスン、でも
●赤ちゃんとの対話レッスン、でも
自己主張を始めた
●「1~2歳児との対話レッスン」でも
そこを一貫して流れているのは
相手を尊重する態度。
一方的でないやり取りって
実は小さいときから
始まっているのです。
支配される、するではない
互いを尊重する関係つくり。
言葉で言うのは簡単ですが
実際には、子どもの言いなりになるのではなく
大人としてちゃんと向き合い
相手を尊重する態度で応える
時に、どうしたら、いいの?と
なってしまうこともありますね。
小さいときから、
そのような関係ができていたら、、、、
と思っても、
もし、今目の前のお子さんがすでに大きく
もうぐいぐいと、自分を出してくる
手ごわい年ごろに差し掛かっていたら、どうしましょう?
「小さいときは、素直だったのですが、、、、、
この頃何かにつけて、反発して、、、、、」
と悩むお母さんも少なくありません。
でもそれって、順調な発達をしている
証拠かもしれませんよ。
一般に「反抗期」という言葉が使われますが
この言葉を「独立期」と置き換えてみましょう!
「あなたの言う通りにはならないよ!」という
精一杯の表現に見えてきませんか?
自分の場合、
12歳ごろを振り返ってみると
「大人のいろんな矛盾が許せない!」と
とても残酷に
親や学校の先生を批判していた時期がありました。
それって、成長です。
今まで見えなかったものが、
見えてきたのです。
かなり容赦ない批判をしていましたよ。
それは、もしかしたら
大人への反発だけでなく
期待があったからかもしれません。
大人って、もっとえらいはずだ!
と思っていたからかもしれません。
それにしても、とんがっていましたね。
まあ、日常生活の中で
そんな風な思春期の子どもと暮らすのは
ちょっと、親の方も
覚悟を決める必要があるかもしれません。
独立期に差しかかった子どもに大事なのは
「自分で決めて
その結果を自分で受けとる」
という体験だと
私は思います。
進路を決めるというような
大きな人生の選択にあたって
これは、特に大事です。
そうでないと「親のせいでこうなった」
という思いを引きずったまま
その後の人生を送ることになります。
「自分で決めたんだから」と思えると
たとえ失敗したり、つらいことがあっても
そこから、学んだり、軌道修正したりできます。
生きていくって
その繰り返しともいえますよね。
そこで「自分で決めた」と思えないと
30歳を越えても
40歳を越えても
誰かのせいにしている人になってしまいます。
残念です。
さらに年を重ねてしまうと
そのことを指摘してくれる人もいなくなります。
子育ては思春期まで
(または思春期まえまで)
と言ったのはそのような意味です。
向き合わないで
逃避する
の人生にならないために、、、、、。
「子育てはおなかの中から」始まって
ゴールは
「自分で決めていくことのできる
親のせいにしない
誰かのせいにしない人間に育てて、手放すこと」
だと思うのです。
もちろん、自分で決めるという中には
「周りの状況を考慮してそれを選択する」
ということもあるでしょう。
その場合でも
「その状況を受け入れて決めたのは自分だから」
と思えることが大事です。
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10歳をすぎ思春期に近づいてくると
小さいときとはまた違った
言葉のすれ違い、
心のすれ違いが生じやすくなります。
お子さんは、自分で決めて行く、
ということができているでしょうか?
またあなたの
信頼して、尊重して見守っている
という気持ち、伝わっているでしょうか?
困ったときには
相談してくれる関係でしょうか?
●高橋ライチさんの
「子どもの話の聴き方」講座
この講座は、
小中学校生の
ママたちからの要請を受けて
開催することになりました。
ライチさんの
パートナーシップ向上講座
に出たママたちから
是非開催して!という声があがり実現しました。
一見、地味なネーミングですが
豊富な経験と深い知識に裏付けられたお話
現役「思春期の子のママ」
でもあるライチさんの、
身につく体験型講座です。
2017年
5月20日(土)午前
6月10日(土)午後
https://www.heso-no-o.jp/information/kikuchikara/
いずれも選べますよ。
子育てはおなかの中から
「へその緒の会」の浅井あきよでした。