一人目を妊娠した時は、生まれる2か月前まで仕事をしていたましたので、
おなかが目立たないように妊婦らしくみえないようにしていましたが、
特に問題なく安全でした。
2年後、第2子を妊娠しましたが、6ケ月に入った時に、流産してしまいました。
この体験から赤ちゃんを授かることや、おなかの中で順調に育っていくこと、
無事に生まれてくることは奇跡であり、どれだけありがたく素晴らしいことで
あるかを痛感しました。
流産してから3年後、もう一度赤ちゃんを授かった時は、もっともっと命に
敬意をはらい、心をこめて感謝しながら、おなかの赤ちゃんとの時間を
大切にしようと心に決めました。そんな時に浅井先生と出会いました。
いつも赤ちゃんに気持ちを寄せてゆったりした心でいることの大切さを
教えていただきました。
日差しの温もり、風の心地よさ、鳥のさえずり、木々や花々の美しいなど
自然を感じ、これから生まれてくる世界の素晴らしいさを赤ちゃんと共有する
幸せな時間でした。様々なことを赤ちゃんに話しかけました。
どうしても急ぐ時には「今からちょっと走るからね、ちょっと我慢してね」
など声をかけました。おなかの赤ちゃんは、安心している様子で、
よくギューっと伸びをしていました。ゆったりしていました。
内心、また流産しないか心配でしたが、おなかの赤ちゃんとずっと話していて
幸せで満足のいく妊娠期間でした。
「おなかの中からの子育て」をしていたおかげか、話(気持ち)が通じるので、
言葉がしゃべれない時でも、「なぜ泣いているのかわからない」ということがなく、
とても幸せな時を過ごしてきたので、子どもとのコミュニケーションが楽になりました。
いま、その子は5歳になります。人の気持ちを察したり、人の思いに気が付く
感性の豊かな子に育っていて、一緒にいて心が温かくなることが多々あります。
「おなかの中からの子育てがこんなに大事だったのか!」と改めてその大切さを
実感しました。
仙台にいる妊娠中の友人にも「おなかの中からの子育てが始まっていること、
赤ちゃんにいつも心を寄せて声を掛けていくことの大切さ」を話しました。
友人はその後アドバイス通りに妊娠生活を送り、生まれた赤ちゃんは驚くほど
落ち着いているそうです。
友人夫婦からは「すごい!素晴らしい!」と、とても感謝されました。
幸せな親子増えて、うれしいです。
(松口右知子・東北在住)
(松口さんは幼稚園で「赤ちゃんといっしょ」という名前で開催していた時に、毎月通っていたママです。
この文は、私の本「おなかの中からの子育て」から転載しました。
本ではイニシャルですが、ご本人の了解のもと実名で載せています。浅井・記)
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